青い空の郷について



社会医療法人 寿栄会 理念 - 愛の心で医療・福祉に奉仕を - 和の心で協力一致を - 励む心で創意工夫を
社会医療法人 寿栄会 理念

  • 愛の心で医療・福祉に奉仕を
  • 和の心で協力一致を
  • 励む心で創意工夫を

青い空の郷 基本理念

恵まれた自然環境のもと、病状安定期の認知症を有する方に対し、それぞれの方に応じたリハビリテーション、看護介護を中心としたケアを提供し、家庭的な雰囲気で、その方の自立を支援し、可能な限り家庭復帰を促進する。
地域との結びつきを強化し、地域の活動や人材育成に貢献する。
デイケアを通じ、在宅ケアの支援を行う。

青い空の郷 基本方針

  1. 利用者さまの尊厳を守り、利用者さま中心のケアを提供する。
  2. 安全安心とともに利用者さまの生活の質にも配慮した環境を提供する。
  3. 認知症ケアへの高い知識と技術を習得し、自己実現を推進する。
  4. 多職種の連携を深め、できる限り利用者さまの自立を支援する。
  5. 有馬高原病院・青い空の郷・愛寿園とともに地域に貢献する。
  6. 利用者さまご家族さまからのご意見を尊重し、守秘義務を守り、人権に配慮したケアを提供する。

施設概要

名称 社会医療法人 寿栄会 介護老人保健施設 青い空の郷
所在地 〒651-1512
兵庫県神戸市北区長尾町上津4663-3
TEL 078-986-3711
FAX 078-986-1122
建物 2階建 延べ面積 5,301.49平米
入所定員 100名
通所リハビリテーションの定員 20名
利用対象者 認知症疾患を有する方

ユマニチュードの取り組みについて

皆さまは「ユマニチュード」という言葉をご存知ですか?聞いたことがあるという方も、初めて聞いたと言う方もいらっしゃると思います。ユマニチュードは、「あなたのことを大切に思っている」というメッセージを、相手にわかるように表現するケアの技法で、フランスで生まれました。では、ユマニチュードはどうして良いと言われているのでしょうか?

ユマニチュードは、「ケアをする人中心」でもなく、「ケアされる人中心」でもない、両者の絆を中心にとらえてケアを行うという考え方です。両者が人間らしい関わりを持つ中で、それぞれが本来持つ力を発揮し、ケアが良い方向へ向かっていくというものです。

ユマニチュードの効果としては、介護を受け入れてもらいやすくなることで業務改善が図れたり、そうすることで介護負担が減り、離職率の低下につながったり、服用して頂く向精神薬の量が減るなどが報告されています。

ここでは具体的な手法は書きませんが、ユマニチュードでは相手に届く話し方や触れ方の訓練が必要です。こうした技術をきちんと使うことで、利用者さまと良い関係を築きやすくなります。そして関係が良好であれば、少しずつ「この人と一緒にいることは心地良い」という感情記憶が利用者さまに残るようになり、介護を受け入れてもらいやすくなります。大事なのは、「相手に届く」ということだと思います。ケアを行う際は、利用者さまに声かけさせて頂き、了承を得てからケアを行っています。しかし、利用者さまに聞こえていなかったり、聞こえていてもご理解されていないままケアを行なってしまうと、ケアは上手く受け入れてもらえないと思います。この「つもり声かけ」では利用者さまに届けているつもりで届いていません。

私は、スタッフから「ユマニチュードをやっても効果がなかった」という意見をもらったことがあります。ユマニチュードの手法で対応しても、介護抵抗や暴力行為を受けたというのです。ユマニチュードは5つのステップを踏んで行うケアです。また、その人に合ったレベル設定をしなければなりません。さらに「つもり声かけ」をしていてはケアを受け入れてもらえないのは当然です。きちんとユマニチュードを行うには、きちんとした理解と正しい手法で行うことが必要です。また、先程申し上げましたように、ユマニチュードは、相手に「心地良い」という感情記憶を残すケアです。即効性のあるケアではないと思います。だんだんと「快」の感情記憶を残していって、「この人なら…」と受け入れてもらえるものと私は思っています。はじめにユマニチュードは「あなたのことを大切に思っている」というメッセージを送るケアと申し上げましたが、私はもう一つの解釈として、「私(介護者)のことを認めてもらう」ためのケアとも言えるのではないかと思います。

ユマニチュードはよく「魔法のような…」と言われますが、これは魔法ではありません。誰もが学ぶことが出来、実践することが可能な具体的な技術です。職員一人ひとりがユマニチュードを習得し、効果的に実践して、より良いケアにつながっていける施設に成長できるよう努めていきたいと思います。

接遇方針
私たちは、すべての利用者さま、ご家族さまに対して尊敬語・丁寧語・依頼形・笑顔で接します。

専門職種間の連携について

介護老人保健施設の特徴の一つに、たくさんの専門職がケアに当たっているということがあります。青い空の郷では、医師・看護師・管理栄養士・リハビリの専門職(作業療法士など)などの医療系のスタッフ、また、介護福祉士・ケアマネジャーのような福祉系のスタッフが在籍していますが、こうした専門性の違うスタッフが支援に取り組むことでケアの幅を広げ、深みを増すことにつなげています。

ただし、それぞれの専門性を発揮していればいいケアができるというわけではありあません。大切なのはそれぞれの専門性が「つながる」ということです。

青い空の郷では、ケアに課題が生じるたびに、様々な職種がそれぞれの専門性から情報を提供し合い、課題解決に当たります。

たとえば転倒の危険性がある入所者がおられたとき、カンファレンス(話し合い)を持ち、処方されている薬剤のチェック、体調のチェック、脚力の評価と向上のための計画、日中の過ごし方の見直し・・・などなど、それぞれだけを見ていても解決しないことでも、話し合いにより関連性を見出し、危険因子を取り除くための方針をまとめます。

青い空の郷では、この連携がケアの質の向上に何よりもつながると考え、毎日のように話し合いがもたれています。日頃から、お互いを信頼し合い敬意をもって共にケアに当たっているからこそ連携が図られているのです。

ナイスプレーカードの取り組みについて

青い空の郷では、以前から、職員がお互いの良いところを認め合うという取り組みを進めています。称して「ナイスプレーカード」。

良いケアをして当たり前という介護業界の文化の中で、ちょっとした気づきでご本人にとって良いケアにつながったことや丁寧な対応をしている場面を見たとき、それに気づいた職員から「ナイスプレーカード」が手渡されます。
もらった人にすれば、周りの人から認められたことで仕事に対する動機づけになりますし、こうした取り組みがほかの職員の模範となることは職場全体によい影響となって広がります。
たくさんもらう人も評価されるのですが、たくさん渡せた人も高く評価されることがこの取り組みの特徴です。なぜなら、ほかの職員の良い介護を見習おうとする姿勢がないとナイスプレーカードを渡すことができないからです。

一例をあげると…
「(カンファレンスの場面でのことを取り上げて)ご本人の訴えに丁寧に耳を傾け、ご本人の立場になってケアの方法に対して意見を言われた様子に感心しました。見習いたいと思います。」
「専門的な立場からケアについてのアドバイスをしてくれた上に、わかりやすく紙にまとめてくれました。ありがとう。これからの参考にします。」
「業務が遅れたのを知って手伝ってくれてありがとうございました。本当に助かりました。周囲に対する気遣いを見習いたいと思います。」

などなど

こうしたお互いをほめる風土が醸成されると気持ちよく働くことができ、それは必ず良いケアにつながることでしょう。「ナイスプレーカード」は青い空の郷の風土の象徴です。

グループケアの取り組みについて

当施設は、兵庫県で唯一、全床認知症専門棟の施設です。
現在、1.2階共に、50名ずつのフロアーで、ワンフロアーを四ブロックに分け、 利用者さまとの馴染みの関係が持てる様に固定のスタッフとグループリーダーを配置して、 きめの細かいケアを実践する事を目的に、グループリーダーを中心とした、個別ケアに取り組んでおります。

グループケアを始めて

「一人の方とどれだけ向き合えることができるのか…」
グループケアを始めるに際して、この問いに対する答えを常に考え続けています。
現在、各テーマを持った四つのグループを設定し、各グループの取り組みも検討しながら進めている段階ですが、なかなか、グループとしての活動や、それを活かしたケアの実践につながっていないのが現状です。

今後、チームケアの重要性を考えながら、実践につなげるための一層の努力が必要だと思います。その中で、私達はグループケアを一括りのケアと勘違いしないことが大事だと考えています。つまり、たとえグループを設定したとは言え、利用者さまにはそれぞれの生活があり、 そのそれぞれの生活を支援していくのが私達のおこなうべきことだと思います。そして、「グループでの取り組み」「チームケア」これら全てが「一人の方と向き合う」ための手段であると考えられます。

私達主導の取り組みだけではその人らしさを保つことは難しく、その人らしさを保つには、その人をよく知る必要があります。そのためには、見て、聞いて、一緒に考える事が大切であると思います。
グループの意味は「全形を形どる一個、一人」となっています。
私達はその「一人」を見つめ、向き合ってこそのグループケアであることを理解して進めていきたいと考えます。

(介護福祉士)

グループでの現在までの動きについて

一階のフロアーでは、2007年5月1日からグループケアへの取り組みの第一歩として、ご利用者さまとのなじみの関係を踏まえ、4つのグループに分けました。この4グループにスタッフ(看護師1~2名、介護スタッフ3~4名)を チームとして配置した体制でのケアを本格的に始動させていただいております。

このことから利用者さま同士の関係が深まるだけでなく、ご利用者さまとスタッフの間においてもなじみの関係が生まれやすくなったと感じております。日々の寄り添う時間を通して理解を深めることで、お一人お一人の気持ちや思いに近づき、少しでも答えていくことができているのではないかと考えています。

当面の課題は、各チームのグループリーダーを中心として、チーム内での連絡や調整を図り、チームとしてのケアの機能を確立させることと現状におけるケアを見直し、いかに個別性を見いだして質を上げていくことができるかということが挙げられます。

まだまだ試行錯誤の日々が続いており、行き届かない部分が多々あるかとは思いますが、一歩ずつでもご利用者さまに喜んでいただけるケアが提供できればと考えております。
ご質問やご提案等がございましたら、ご遠慮なくスタッフまで声をかけていただくと共に、今後ともご支援下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

(介護福祉士)

施設のご案内

当施設では、ご利用者さまの安全確保の為、玄関を施錠させて頂いております。
施設内は、ご自由に過ごして頂けるようになっております。
施設は2F建てになっており、100床の構成となっております。

中庭

当施設では、ご利用者さまの安全確保の為、玄関を施錠させて頂いております。
施設内は、ご自由に過ごして頂けるようになっております。
施設は2F建てになっており、100床の構成となっております。
施設は中庭を挟む形をしております。
中庭には、花壇があり季節の花が咲いております。
ご利用者さまは中庭へ出かけることができます。
中庭では、「流しソーメン」等のイベントも開催されます。

施設内 廊下

食事の献立を掲示しております。
食事の時間も、朝8:00、昼12:00、夜6:00としておりますがご家庭で食事をとられていた時間と同じ時間帯で食事をして頂くこともできます。
食事の種類も、治療食、流動食、ソフト食を用意しており、利用者さまにあった食事をとって頂いております。
昼食にかぎりご家族さまもご利用者さまと一緒に同じメニューで食事していただくことができます。
共同トイレを2箇所用意しております。
また、個室にはトイレの付いた部屋も用意しております。
トイレは「便所」という表現をすることで、ご利用者さまに 場所を理解、認識していただき、ご自身で排泄できるようにしております。

施設内 部屋

個室、トイレと洗面が付いております。
ご希望された利用者さま、または高度障害、他の利用者さまとの生活が困難なかたにご利用頂いております。
洋室、ベッドを用意しております。
ベッドの間にはカーテンがあります。
部屋は質素に感じられますが、私物をお持ち込みいただくと壊れものでけがのおそれや、小物では口に含まれることもありますので お断りしている事情があります。
ご家族さまの写真等は、飾ることもできますのでご相談ください。
和室、布団を用意しております。
ベッドで転落のおそれのある方や、ベッドの高さに無理がある方にもご利用頂いております。
ご自身で布団を敷かれるかたもおり、自由にすごされております。
ご利用者さまに料理を楽しんで頂くことができます。
「何を作りましょう?」から始まり、最寄のショッピングセンターへ職員と買い物へ出かけ、材料を選んでいただきます。
調理のときも、ご利用者さまは包丁の扱いもじょうずにされ、味付けもしっかりとしたものができあがります。

施設内 浴室

お風呂には、手すり、階段、スロープがついております。
また入浴補助機もあり、座った状態、横になった状態での入浴が可能です。
また、お風呂の利用はご本人のペースにあわせて対応しており、お風呂の誘いも、決して無理にではなく、楽しんで入浴いただけるよう話かけを行っております。