HOME > 研修情報 > 研修報告

研修報告

青い空の郷では、スタッフの専門知識と技術向上のため、毎月研修会を開催しています。

2016年

研修テーマ2

平成28年度 神戸市認知症介護実践研修 第3回実践者研修
アセスメントとケアの実践の基本Ⅰ・Ⅱ

研修の内容(特に気になったこと・一番印象に残ったこと)

◆ アセスメントとは、分かりやすく言うと、その人の事を知る事。身体の状況、心の状態、どんな生活をしているのか等・・・ご本人さまをよく知り暮らしの困り事や可能性、また利用者さまの希望を知り、ご本人さまがよりよく暮らすための課題を明らかにすること。

◆ アセスメントに必要な知識・技術・接し方は、必要な観察の視点や考え方を身に付けることで、収集した情報を解釈・関連付け・統合化し課題を導き出すためには、その根拠となる知識が必要。また客観的事実に基づき先入観や決めつけをせずに、利用者さまの立場と利用者さま本位で考えることが必要。

実際に青い空の郷で取り組んでみたいことは・・・

(どのような場面で どんなことを どんな風に取り組みたいことなどを具体的に・・・)

◆ 具体的な事例を使用し、グループワークをして認知症ケアの実践に関する計画を作成するプロセスや、カンファレンスを行う方法について理解することができた。グループワークを行うことで、今まで先入観や決め付けで利用者さまを見ていたことに気付けたので、施設において利用者さまの立場で考えアセスメント力を磨きたいと思いました。



研修テーマ1

兵庫県介護老人保健施設協会主催
平成28年度 看・介護部(課)長等研修会
あなたの職場は笑顔と元気がありますか?
~メンタルヘルスと人材育成とコミュニケーション
講師 大阪総合福祉専門学校 非常勤講師  吉田 望 氏

研修の内容(特に気になったこと・一番印象に残ったこと)

◆ 受け取り方、物事の捉え方
人間には裏と表があるのと一緒で、嫌いなところ(短所)は長所にもなり得ます。
例えば「凄くせっかちな人」がいたとします。この人は自分のせっかちな所が大嫌いです。でも見方を変えれば「すごく行動力がある人」に見えます。自分以外の人は「良く動く人」と評価をするかもしれません。このように物事の捉え方を変えることを「リフレーミング」と言います。

 ・飽きっぽい―好奇心旺盛な 
 ・意見が言えない―争いを好まない
 ・気の強い―情熱的な
 ・きつい感じの―鋭い感じを持つ
 ・ルーズな―こだわらない

リフレーミングをすることで関わり方が変わり、介護の場面において指導する立場の方にとってもストレスをため込まず、また感じなくなります。

実際に青い空の郷で取り組んでみたいことは・・・

(どのような場面で どんなことを どんな風に取り組みたいことなどを具体的に・・・)

◆ 自分に対してリフレーミングを行うことによって、否定的にしか考えていなかった部分に新たな肯定的な事実が見えてきて、新たな自分の能力に気が付くようになりました。

◆ 介護の場面では高齢者の方はネガティブな思考になりがちです。そのような場面でリフレーミングを活用して、マイナスの言葉をプラスに変え、ご本人さまらしい生活が送れるよう支援していきたいと思います。

2015年

「リーダーシップとチームケアを考える」 を開催しました

当法人では、昨年度末より、法人事務局が主催して、主任以上の管理職を対象にしたマネジメント研修を開催しております。4月16日に、平成27年度の第1回マネジメント研修が行われましたので、この研修の目的、意義の説明を加えて、報告させていただきます。

kangoshi_kaigi
病院・施設のスタッフの多くは、教育機関での専門的な教育を受け、またその後も、卒後教育として知識の幅を広め、また、深めるための努力を傾ける方が多いようです。一方で、医療法人も組織である以上、特に、中間管理職と呼ばれる主任以上の役職者は、専門分野以外にも、マネジメントのスキルが求められます。そして、役職者それぞれは、現在も、その役割や持ち場で、なんらかの運営を任されているでしょう。
これまで当法人では、こうしたマネジメントに関する研修は、個別的で、方針も曖昧な形で進められてきました。しかし、環境変化の激しい、現在の医療・介護業界では、法人として系統だった戦略の元、人材育成を進める必要があると考えています。
こうした趣旨から、中間管理職の育成を目的に、マネジメント研修の年間スケジュールが立案されました。

第1回目の今回は、「リーダーシップとチームケアを考える」というテーマで、お話をさせていただきました。
内容は次のようなものでした。

•そもそもリーダーシップとは
•リーダーシップとマネジメントについて
•リーダーシップを発揮する方法について
•サーバントリーダーシップについて

演習で、みなさんの現場での実践などを伺いながら、また、知識として広めていただき、これが実践に結び付くように、ということを意識して講義を構成しました。
参加されたみなさま、いかがだったでしょうか? すべてをカバーできないので、是非実践を展開する中で知識、技術を広げていってください。
お疲れ様でした!!

法人事務局 企画部長 中西誠司

4月施設内研修「認知症を取り巻く社会情勢」を行いました

今年度の第1回目の認知症研修のテーマは、「認知症を取りまく社会情勢」でした。社会情勢というと、どうしても、臨床のケアに直接結び付きにくいイメージがあるかと思いますが、お一人おひとりのご利用者様に対するケアの在り方の根幹にかかわる大切な部分であるとの認識から、取り上げたテーマです。

 研修では、厚生労働省の出している統計的な数字、社会保障費に関する近年の情勢の変化などを取り上げながら、現在の高齢者施策に関わる課題点を確認し、今後の当法人の在り方や、検討課題などについて解説をしました。

一例をあげますと、「統計で見た平均的なライフサイクル」という資料を見ながら、いかに、社会状況が変化したのかを実感できるような講義内容を盛り込みました。


出展:厚生労働省より

人生60年だった時代から見て、約1.5倍に寿命が延び、それだけ、介護を必要とする時間も長くなっていることが、こうした資料からもわかります。

また、こうした社会情勢を受け、認知症対策として、示された施策、いわゆる「新オレンジプラン」では、どのような戦略が立案されているのかということも、今後の臨床の認知症ケアに関わるポイントです。
オレンジプラン7つの柱の開設とともに、認知症介護の現場がこれからどのようなものを目指していくべきなのかを再確認しました。

熱心に聴講いただいた方々に、感謝いたします。
法人事務局 企画部長 中西誠司

2014年

6月施設内研修「認知症ケアを抱える方のターミナルケアについて」

去る、6月19日(木)当施設のホールにて、ターミナルケアに関する研修を行いました。当日は、外部講師の加藤長年氏(株式会社 なごみ デイサービス あさんて)をお招きし、約1時間にわたってご講義いただきました。今回は、今年度初めてのオープン研修ということで、近隣の事業所にも呼びかけ、多数のご参加を頂きました。
 研修の内容は、加藤氏の臨床経験を中心にお話しいただきましたので、とても、実践的で分かりやすいお話でした。また、同時に「人が生きるということ、死ぬということ」という深いテーマが盛り込まれ、参加者全員が今のケアの在り方を再考する大変良い機会となりました。
講義を聞きながら
 「生老病死 の苦しみは 人をきらわぬ事なれば
               貴賤高下の隔てなく 貧富共にのがれなし」
という一遍上人の言葉を思い出しました。「いつか、人は死ぬ」。生まれてから、歳を重ね、やがて来る“その時”を人としてどう迎えるかということは、認知症の方に限らず、私たち一人ひとりの事に引き寄せて考えるテーマだと思いました。加藤先生、ありがとうございました。
人材育成部長 中西誠司

5月施設内研修「ひもときシートの考え方/使い方」について

「ひもときシート」の事をご存じの方は、どのくらいいらっしゃるでしょうか?当施設では、部分的に、この「ひもときしート」の考え方を取り入れケアに役立てています。
「ひもときシート」は、厚生労働省の認知方ケア高度化推進事業の中で開発された、認知症ケアを高めるためのツールです。ホームページには次のように紹介されています。
http://www.dcnet.gr.jp/retrieve/info/about.html

『ひもときシートは、アセスメントの視点と焦点を定めていくための「前段階の作業」と位置付けることができます。事実情報の集積や分析をするアセスメントとは異なり、根拠のない対応をやみくもに繰り返す状況から、事実と根拠に基づいた適切ケアにつなげていくための「思考の整理」と考えてください。』

5月は当施設の認知症ケアの質の向上のために、この「ひもときシート」の考え方について研修しました。
研修の中で、強調したポイントは次の3点です。

  • ケア者がケアする上での視点を「ケア者側からご本人側」に転換すること
  • 多様な職種、キャリアのチーム員がみんなで話し合うこと
  • 様々なご本人の状況の背景を探るべくケアに関する思考を展開していくこと

実際の現場で役立つような研修を提供したつもりですが、現場のケアは変化していくでしょうか。
研修後の職員のみなさんの動きが楽しみです。
人材育成部長 中西誠司

4月施設内研修「認知症を取り巻く社会情勢」を行いました!

日ごろ、私たちは、直接/関接に認知症ケアに関わっています。ご利用者の方々、お一人お一人にケアを提供することが私たちの仕事です。ですから、良いケアを提供するために、年間を通じて、認知症ケアに関する知識/技術を高めるための研修を行っています。では、私たちは、知識、技術だけを高めればいいのでしょうか?
私はそうは思いません。施設のケアの方向性は、国の政策に大きく影響を受けます。国の目指す医療、介護の方向、認知症施策の動向、などを理解し、全体を見渡した上で、施設のケアの在り方を考えることも大切です。日々忙しい業務ではありますが、目の前のケアだけを見ていては、井の中の蛙になってしまいます。
今、厚生労働省は「認知症施策推進5カ年計画(いわゆるオレンジプラン)」を推し進めています。こうした方針を知ることは、仕事の上でも大切であると同時に、いずれ歳をとっていく私たち一人ひとりに関わることでもあります。年度の初めにちょうどいいテーマではないかと思い、このような研修を提供しました。
これを機会に、日本の超高齢化社会や認知症ケアのあり方について、一緒に考えてみて下さい。
人材育成部長 中西誠司